生後6ヶ月の息子が、テアトルアカデミーの二次審査(最終審査)に合格しました。

今回は、テアトルアカデミーのベビー部門のオーディションについて、体験談をまとめます。
これからオーディションを受けようと思っている方の参考になれば幸いです。
【きっかけ】ウェブの広告を見て、軽い気持ちで送ってみた
我が家がテアトルアカデミーの一次審査に応募したきっかけは、夫がたまたまスマホでネットサーフィンをしていて見かけた広告でした。

うちの子かわいいから、受かるんじゃない!?
↑自分のこどもに対してだれもが思っているとは思いますが、私たちも例に漏れず「息子はめちゃくちゃかわいい!」と思っているので(笑)、早速応募してみることに。
【経験談】一次審査の概要と受かるコツ
一次審査は誰でも受かるって本当?合格率は?
ネットやSNSなどでは、
誰でも受かる
とよく書かれていますが、実際のところはどうなのでしょう!?
1次審査の合格率は公表されていないので本当のところは分かりませんが、結論、
合格率は高いけれど誰でも受かるわけではないと思います。
落ちた人はそもそもネットに投稿しない
テアトルの一次審査は誰でも受かると言われており、実際にX(ツイッター)やインスタなどでは「1次審査に受かりました!」という投稿がいくつか見られます。
ただ、審査に落ちた場合、わざわざそれをネットに投稿する方は少ないかと思います。そういった理由で、SNSで受かったという声だけが目立ち、「誰でも受かる」と言われるようになったのではないでしょうか。
一次審査の合格率は20〜30%って本当!?
ネットで「テアトル1次」「合格率」などと検索すると、20〜30%と書かれているサイトがありますが、実際はもっと高いのではないかと思います。
まず、ネットでなぜこの合格率が書かれているのか根拠が不明なのと、私たちが実際に2次審査を受けた際に受験番号が割と大きな数字だったこと、次から次に赤ちゃんと親御さんがオーディション会場に来ていたことなどから、会場に来なかった合格者のことを考慮するともっと高い合格率なのではないかと予想されます。
1次審査に受かるコツは?
一次審査の写真は、にっこりと笑顔で微笑んでいる、我々が選ぶベストショットを送付しました。
志望動機の欄は「任意」となっていますが、絶対入力したほうがいいです!
長すぎず端的に、「なぜテアトルなのか?」がわかるような内容を記載しました。
1次審査の合格通知はいつごろ来る?
1次審査の合格通知は、応募してから約1週間でメールで届きました。
その数日後に、合格証書と二次審査の案内が紙面にて届きました。
【経験談】二次審査の概要と受かるコツ

二次審査は面接とカメラテスト
二次審査は、テアトルアカデミーが会場になっています。
ご自身の受ける会場近くに、授乳室やオムツ替えの台があるかどうかをチェックしておくことをおすすめします。

私たちが受けた会場は駅の近くでしたが、車で行きました。しかし、その日たまたま近くでイベントがあり駐車場がどこも満車。
そして、近くに授乳室が全然ない・・・!完ミや混合育児の方は、近くに調乳用のお湯があるかチェック&水筒を持って行くことをおすすめします。
二次審査の流れ(タイムテーブル)
二次審査は、案内の紙には「60分程度」と記載がありましたが、実際はトータル30分程度で終わりました。体感的には本当〜〜〜〜〜にあっという間。
二次審査の流れは以下の通りです。
- 14:00スタッフによる挨拶・テアトルの紹介動画
部屋に5組ずつ通され、スタッフの方による挨拶と、テアトルの紹介動画を見ます。(合計15分程度)
- 14:15オーディション室に移動
最初の5組のまま、別部屋に移動します。
- 14:20カメラ撮影&面接
5組のうち、受付の早い順に面接が行われます。面接の受け答えをしている間に同時進行でカメラ撮影も行われます。
※ 時間はあくまで一例です。他の会場・日時では異なる可能性があります
二次審査で聞かれたこと
二次オーディションでは、
- 最近できるようになったこと
を聞かれました。
これに対して、「哺乳瓶をひとりで持てるようになった」「1人でお昼寝できるようになった」と答えると、それに関連した質問を会話形式で2,3個聞かれ、ほんの2分程度で終わりました。
他の方は、
- テアトルに入ったらどんなことをやらせたいか?
- 赤ちゃんを笑わせるときは何をするか?
- 児童館や公共の場ではどんなかんじか?
などを聞かれていました。
質問される内容はランダムですが、気さくなスタッフさんが和やかな雰囲気で話してくれるので、自然に会話するような形でリラックスして受け答えすることができました。
二次オーディションの感想
二次オーディションは、拍子抜けするくらいあっという間でした。
逆にいうと、その短時間で全てを審査されているとも言えます。
息子は、しっかり睡眠をとってミルクを飲んだあとはご機嫌なので、ベストなタイミングになるよう調整して参加しました。これがとても良かったと思っています。会場に入る時からオーディション時まで終始ニコニコしていて、素敵な笑顔をアピールできたのではないかと思っています。

「泣いてしまっても大丈夫」と案内には書いてあったけど、実際はご機嫌な状態で臨んだほうが良さそうだなと思いました。(実際にお仕事をする際も、撮影のタイミングに合わせてコンディションを整えるため、そのへんも見られているのかな?と。)
テアトル二次審査はどんな赤ちゃんが合格するのか
テアトルの二次審査はどんな赤ちゃんが合格するのかは、
- 健康な赤ちゃん
- 親がまとも ←けっこう重要!
上記2点が最も重要なポイントかと思います。
親の振る舞いがけっこう重要!
特に、赤ちゃんモデルでは親の振る舞いが重要だと感じました。というのも、私は後日ベビー部門のレッスン見学に行ったのですが、ベビー担当のスタッフさんが

受付のときや、最初のスタッフによる挨拶のときなどの親御さん・子供さんの様子も見させていただいていました!
と話しており、特に子役は現場に親も同行することになるため親御さんの振る舞いをチェックしているようです。
- 受付時や、スタッフの方への対応が丁寧
- スタッフの挨拶時、しっかりと話を聞いている
- 集団オーディション時、他の受験者の受け答えをしっかり聞いている
容姿がめちゃくちゃ整った赤ちゃんだけが選ばれる訳ではない
赤ちゃんに関しては、オムツのCMに出ているような容姿端麗で目がクリクリとした飛び抜けてかわいい赤ちゃんでなくても受かるようです。
というのも、テアトルアカデミーでの仕事オファーは、
- 俳優さん・女優さんに似ている赤ちゃん
- 色黒の赤ちゃん(沖縄などの南国が舞台の作品)
- とにかくムチムチな赤ちゃん / 痩せ型の赤ちゃん
など、作品によって様々な需要があります。
実際に、テアトルアカデミーに所属しているベビー部門の赤ちゃんも、正統派のお目目くりくりな赤ちゃんだけでなく、色んな子がいる印象です。
服装は?ブランドやキャラクターはNG?
二次審査での服装は、特に指定はありません。
ただし、ブランドやキャラクターがでかでかとプリントされている洋服は避けたほうが無難です。また、タキシードやドレスなどフォーマルすぎる格好の赤ちゃんも見受けられませんでした。
親に関しても、ハイブランドや華美なアクセサリーで目立つような格好よりは、無難な服装のほうが良いかと思います。
テアトル2次審査の合格通知はいつごろ来る?
テアトル2次審査の合格通知は、我が家には受験日から4日後に速達で届きました。
賞状や審査員からの評価が書かれた紙、入所案内などが入っていました。
書類を受け取ったらテアトルに連絡するようにとのことでしたので、電話をかけると、審査員による評価の詳細を聞くことができました。
息子は人懐っこく物怖じしない性格なので、オーディション時も終始ニコニコしていたのですが、「入室時から笑顔なのがどの審査員からも高評価でした!」と言われ、純粋に嬉しかったです(笑)。
テアトルに入所するには高額なお金がかかる?
テアトルアカデミーは、無料で事務所に所属できるわけではありません。
ベビー部門の入所金は、
214,500円 (東京校の場合)
参考:https://www.theatre.co.jp/company/fee.html
となっています。これに加えて、在籍維持費(月額3,300円)、プロフィール写真の撮影費(年2回、1回12,000円)、タレント年鑑の制作費(入所時1回、24,000円)がかかります。
また、プロフィール写真をデータや写真プリントで欲しいという場合には、別途料金がかかります。
お仕事はどのくらい決まる?かわいければきまるの?
テアトルアカデミーに入所したらお仕事はどのくらい決まるのか?というのが親御さんの気になるポイントかと思います。
こちらについては情報が公開されておらず、在籍している赤ちゃんのうちどれくらいの子が仕事をもらえているのかは分かりません。
ただ、ベビー部門は子役のようにオーディションが必ずしもあるわけではなく、書類選考だけでお仕事が決まることもあります。
レッスンに参加している子のほうが仕事をもらいやすい(らしい)
先述のとおり、ベビーモデルは単にかわいいだけで仕事がもらえる訳ではありません。
ベビー部門のスタッフ曰く、レッスンに参加している子のほうがお仕事が決まりやすいとのことでした。理由としては、
- 赤ちゃんの顔や発育は日々変化しているため、レッスンに来ている子のほうが直近の様子が把握しやすい
- レッスンを通してその子の魅力や特徴が分かる
- 親の雰囲気が分かったほうが、安心して現場に行かせることができる
ということでした。
テアトルでは、無料で受けられるレッスンと有料のレッスンがありますが、有料レッスンに参加している子のほうが優遇されるということはないようです。あくまでレッスンに一度でも足を運んでいることが大事なのかなと感じました。
オムツCMやドラマの赤ちゃん役などは狭き門!
テアトルアカデミーのベビー部門では、誰もがメディア出演のチャンスがあるとは言え、オムツCMやドラマの赤ちゃん役などは狭き門です。
こちらもベビー部門のスタッフの方に伺ったことなのですが、オムツCMやドラマなどは全国のベビー部門所属者から応募があり、オーディションのうえ選定されます。ベビー部門は1,000人以上が在籍しているということで、かなりの倍率であることが伺えます。
一度も仕事をもらえない場合もある
テアトルアカデミーのベビー部門では、誰もがメディア出演のチャンスがあるとは言え、一度も仕事をもらえないままベビー部門の期間を終了することもあります。
なかには、「レッスンを受けることがメインで、仕事はもらえなくても良い」と考えている親御さんや、「長く続けるつもりなのでベビー部門期間は仕事をもらえなくてもその後に期待したい」と長い目で考えている親御さんもいらっしゃるかと思います。

すでに在籍しているベビー部門のママさんに話を聞いたところ、「レッスンを重ねるうちに以前より物怖じしなくなり、レッスンを楽しんでいるので受けて良かった」と言っていました。
テアトルアカデミーのレッスン(無料レッスン・有料レッスン)
テアトルアカデミーのベビー部門は、入所すると無料でレッスンを受けることができます。
無料レッスンを受ける会場は全国どこでもOKで、色んな場所に慣れるために毎回違う会場に行く方もいるそうです。
レッスン内容は、リトミック(音楽を通して創造性や音感などを伸ばす教育)や、親子分離(ママやパパと離れて過ごす)などで、芸能活動をする準備ができるとともに、親子のコミュニケーションや子供の心身の発達にプラスになるようなレッスンを受けることができます。
参考:https://www.theatre.co.jp/training/lesson/baby.html
【感想】立派な賞状をもらえるだけでも嬉しい&貴重な経験になった!
今回、軽い気持ちでテアトルアカデミーのオーディションを受けてみましたが、いい経験になったなと思いました。
- 立派な賞状がもらえる
- 子供に対する客観的な評価が得られる
- オーディションという貴重な経験ができる
人が好きな息子はたくさんの人がいることが嬉しくて楽しそうにしていたので、記憶には残らないかもしれないけど、私たちにとってはいい思い出となりました。
「オーディション」といっても、和やかな雰囲気で短い時間で行われるので、芸能事務所のオーディションってどんな感じなのかな?と気になる方はぜひ♪