3月3日、NEWSの加藤シゲアキさんが結婚を発表しました。
SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)の結婚は、1月11日に堂本剛さん、1月16日に中丸雄一さんと、2024年に入ってから既に3人目。
ジャニーズ事務所だったときは、事務所のタレントが結婚するなんて珍しかったですよね。それが今年に入ってまだ2ヶ月少々しか経っていないのに3人も結婚発表をしています。これに対して、世間では「ジャニーズ事務所という抑圧から解放されたのではないか」という声が挙がっています。
みんな結婚を我慢してたんよね。 縛りがなくなったもんだから、我先にって感じよね。
これまでは事務所からの圧力大きかったのでしょうね
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/52ca98a72a6a354c4230228b5216b01412dd6230/
そこで、本記事では以下について調べてみたいと思います。
SMILE-UP.のタレントは、何故これまで結婚できなかったのか?
「SMILE-UP.に所属するタレントは、何故これまで結婚できなかったのか?」という表題についてですが、誰一人結婚できなかったわけではありません。
以下に、ジャニーズ事務所に所属しながら結婚をしたタレントと、結婚当時の年齢を一覧にします。なお、ジャニーズ事務所からSMILE-UP.に変更したのが2023年10月17日であり、それ以前に結婚したタレント一覧となります。
ジャニーズ事務所に所属しながら結婚したタレント一覧
タレント | 所属 | 結婚した日付 | 結婚当時の年齢 |
---|---|---|---|
近藤真彦 | 1994年 | 29歳 | |
植草克秀 | 1994年 | 28歳 | |
木村拓哉 | SMAP | 2000年 | 28歳 |
井ノ原快彦 | V6 | 2007年 | 31歳 |
山口達也 | TOKIO | 2008年 | 36歳 |
東山紀之 | 2010年 | 44歳 | |
風間俊介 | 2013年 | 30歳 | |
国分太一 | TOKIO | 2015年 | 41歳 |
長野博 | V6 | 2016年 | 44歳 |
岡田准一 | V6 | 2017年 | 37歳 |
森田剛 | V6 | 2018年 | 39歳 |
城嶋茂 | TOKIO | 2019年 | 48歳 |
二宮和也 | 嵐 | 2019年 | 36歳 |
生田斗真 | 2020年 | 35歳 | |
相葉雅紀 | 嵐 | 2021年 | 38歳 |
櫻井翔 | 嵐 | 2021年(相葉さんと同じ日に発表) | 39歳 |
坂本昌行 | V6 | 2021年 | 50歳 |
横尾渉 | Kis-My-Ft2 | 2023年1月 | 36歳 |
ジャニーズ事務所時代に結婚したタレントの平均年齢は37歳。最近では30代後半での結婚も珍しくはないですが、20代で結婚しているタレントは2000年代に入ってからは木村拓哉さん一人となっています。
また、木村拓哉さんが結婚した2000年から2007年の間、ジャニーズ事務所に所属しているタレントは誰一人結婚していないという結果となっています。
さらには、2010年代以降結婚したタレントのうち、グループに所属しているタレントは、横尾さん以外所属年数が20年以上のベテランであることが分かります。
【理由1】結婚にまつわるルールが存在していた?
かつて、ジャニーズ事務所では「グループで一人しか結婚できない」という説がファンの間で広まっていました。
週刊女性PRIME ジャニーズタレント「結婚は1グループにつき1人まで?」 の記事によると、
「V6森田クンのお母さんは地元の埼玉でスナックをやっているのですが、“ウチの息子が結婚できないのは、1グループで1人しか結婚できないルールのせい”と、お客さん相手にグチっていました(笑い)」
「関ジャニの安田クンは、当時交際していた国仲涼子さんと結婚しようとジャニーさんに直談判しに行ったところ“ユー、何言ってんの? 無理に決まってるじゃん”と一蹴されたとか」(芸能プロダクション関係者)
など、ジャニー喜多川社長が指揮をとっていた時代は、ファンの噂通り、暗黙のルールが存在していたという説が濃厚です。
【理由2】熱愛・結婚で「担降り」するファンも多く、人気に大きく影響する
事務所内の暗黙のルールの他に、熱愛・結婚で「担降り」するファンが多く、それがタレント、ひいてはグループの人気に影響することも要因の一つと考えられます。
「担降り」というのは、そのタレントを推していたのを辞めるという意味で、実際に熱愛報道や結婚報道を機に担降りをするファンは一定数存在します。そして、これは若くて売り出し中のタレントだと影響が大きくなります。
私アイドルが大好きなんだけど、熱愛撮られるような意識の低い人は大嫌い。自担だったら例外かなって思ってたけどそんな事なかった。明日のガイシを最後に担降りします。9年?入所当時から今まで楽しい毎日をありがとう。両国で生涯長尾担見せなくてよかった。私にサチアレ☆
— 魚占 🗼 (@pumpupers) September 15, 2023
最近では、なにわ男子のメンバーの熱愛報道が3件連続したのが記憶に新しいですが、これによりファンを辞めたというファンも少なくありません。
【理由3】事務所の圧力
「理由1」で記載したとおり、ジャニーズ事務所時代は結婚にまつわるルールが存在していたことや、ジャニー喜多川社長の了承が得られない限り結婚できなかったことから、事務所が所属タレントに圧力をかけていたという説も否定できないでしょう。
2015年、国分太一さんが結婚した際に自身が出演する情報番組「グッディ!」にて結婚報告を行ったのですが、当日芸能コメンテーターとして出演していた週刊女性の荒木田範文氏により、
「僕が聞いたところによると、ジャニーズ事務所としては(所属タレントの)結婚を一度も反対をしたことはない。『ただ、いま結婚すると、例えばファンこれくらいが減りますよ、グッズの売り上げが減りますよ』とデータを全部見せるんですって。
『それでも結婚しますか?』と。そこで結婚する人もいるし、臆してしまう人もいる。
引用:https://www.excite.co.jp/news/article/Litera_1532/
という爆弾発言がなされました。事務所として、結婚に「反対」という言葉を使って抵抗することはなくとも、今結婚したらどうなるか分かってるよね・・・?と言わんばかりの圧力をかけていたというなんとも恐ろしい事実が暴露されました。
ジャニー喜多川社長が指揮をとっていた時代にほとんどのタレントが結婚せず、結婚したタレントも30代後半~40代であったことから、若手グループは到底結婚なんてできない状況だったのでしょう。
SMILE-UP.となってから結婚ルールもなくなった?
ジャニー喜多川氏が2019年に亡くなり、2023年にはジャニー喜多川氏による性加害問題が話題となり、ジャニーズ事務所は2023年10月、本問題をうけてジャニーズ事務所の名称を「SMILE-UP.」に変更しました。
SMILE-UP.の社長は東山紀之氏となり、旧ジャニーズ事務所は被害者への補償を行っていく形となりました。旧ジャニーズ事務所は補償専門を目的に残され、現社長はソニーの子会社の元社長でもある福田淳氏となっています。
つまり、「SMILE-UP.」という事務所は従来のジャニーズ事務所とは全く体制が異なっており、当然、ジャニー喜多川氏による「裏ルール」なども存在しません。
人気タレントのベテラン化により結婚ラッシュが続いている?
事務所の体制が変わったことに加え、NEWSやKAT-TUNなど一世を風靡した人気グループのタレントは既に30代半ば~40代となっています。先日結婚した堂本剛さんも40代。事務所に所属する人気タレントが単に歳を重ねて結婚を考えるようになった、というのもひとつの要因なのではないかと考えられます。
以前は結婚したら人気が下がるという考えを叩き込まれてきたのかもしれませんが、結婚したタレントでもグループを引退せず、現役アイドルとして素敵な姿を見せてくれている方もいます。
また、結婚したタレントであっても、テレビ番組やラジオ・雑誌等のメディアでは結婚生活について語ることはなく、公私をしっかりと分けている方が多いので、アイドルとしての本人を応援し続けられることはファンにとっても嬉しいことなのではないでしょうか。
世間の声
SMILE-UP.事務所の結婚ラッシュについて、世間の声をまとめました。
年明けからの結婚ラッシュはやっぱり彼らを動かす何かがあったのかな
— 未来ᵏᵐᵏ🌎🐰 (@sgakkyms) March 3, 2024
ジャニーズ事務所からSMILE―UP.に社名が代わりメンバーさんたちの
結婚が解禁になったのかな。🥳— えりりんか (@eririnka2007) January 17, 2024
旧ジャニーズのタレントさん達がぞくぞくと結婚を発表するたびにあの事務所が解体して本当によかったなと思う。
— 🤦♀️ (@20180211_22) March 3, 2024
まとめ
今回は、
- SMILE-UP.のタレントは、何故これまで結婚できなかったのか?
- 旧ジャニーズ事務所時代は、恋愛・結婚を抑圧されていた?
という内容についてまとめました。
旧ジャニーズ事務所時代には掟や圧力があり結婚しづらい環境であったこと、その事務所が事実上解体し、新しい体制となったことでタレントの結婚ラッシュが起こっていることが分かりました。
タレントもアイドルでありながら一人の人間。自分の人生を自分で決断できる環境になったことはとても良いことなのではないでしょうか。