パリオリンピックにおいて、誤審が多いことで世間から批判の声が挙がっています。
日本代表の選手も、その影響を受けて、もしかしたら勝てていたかもしれない試合で敗戦するなどして「世紀の大誤審」と呼ばれた試合もありました。
そこで、本記事ではパリオリンピックで誤審が多い理由をまとめたいと思います。
フランス有利?パリオリンピック誤審まとめ
パリオリンピック誤審1:バスケ「世紀の大誤審」
パリオリンピックの誤審と聞いて、男子バスケの試合が思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか?
2024年7月30日に開催された、日本対フランスの試合。
この試合は、第4クオーター残り約10秒で、フランス選手が3点シュートを決めると同時に河村勇輝選手のファウルを取られ、フリースローで同点に追いつかれ、最終的に負けてしまいました。
問題となったシーンはこちら。明らかに相手選手に触れていませんよね・・・。
これに対して世間の声は
その前にも、ゴール下でフランスの選手が河村ゴリゴリに抱き抱えるようにして捕まえてたのとか それこそ悪質なファウル取られても良さそうなのにただのファウルだったし やっぱりなんかフランス贔屓に試合が進んだ気がしてしまう。
これが主催国、開催国のホームアドバンテージだと思う。
といった声が寄せられています。
パリオリンピック誤審2:柔道「待て」を無視し一本負け
続いては、柔道男子60kg級の試合です。
永山竜樹選手は、対戦相手が「待て」を無視して締め技を続け、一本負けとなりました。
オリンピック 柔道問題のシーン。永山竜樹選手の件。審判の待ての合図にも関わらず締め続けて、なぜ反則にならない?
しかも、その後すぐ立ち上がってるのに。#永山選手 #誤審 pic.twitter.com/vBszo5WJ4X— 愛知なう (@aichinow) July 27, 2024
これに対して世間の声は
「待て」言うたらウチの犬でも待てるわ。
世界の柔道連盟からすれば日本が強過ぎると競技の普及に影響があるのでたまには負けてくれという感じかな?
といった声が寄せられています。
パリオリンピック誤審3:サッカーで得点取り消しに
3つ目は、サッカー男子準々決勝の日本-スペイン戦です。
日本が攻撃の大きなチャンスになるタイミングで、主審がオフサイド判定。しかし、リプレイ映像ではオフサイドではない様子が映し出され、副審もオフサイドのホイッスルは吹いていませんでした。
さらには、前半40分でFW細谷選手がゴールを決め同点に追いついたかと思いきや、VAR判定の末に得点取り消しとなってしまいます。
結果、日本は0―3で敗れ、ベスト8で敗退しました。
これに対して世間の声は
最初のオフサイドでもないオフサイドは明らかに誤審
ゴール取り消しやスペイン寄りなジャッジには疑問が残る。
といった声が寄せられています。
日本では「誤審ピック」と酷評。海外の反応は?
日本では「世紀の大誤審」「誤審ピック」などと揶揄する声が挙がっていますが、果たして他の国ではどのような反応なのでしょうか?
【海外の声1】「ヨーロッパ贔屓している」という意見
海外からも、「誤審だ」「不利な判定だ」という声が挙がっています。
The FIBA referees in Olympic Basketball have been HORRIBLE.
2nd game in 2 days where they gave a win to a European team off of questionable calls.
Yesterday it was France beating Japan, today it was Spain women’s team beating Puerto Rico thanks to questionable calls.
— Nelson (@whoisoriginel) July 31, 2024
オリンピックのバスケットボールのFIBA審判は最悪だ。
この2日間で2試合目、疑惑の判定でヨーロッパのチームに勝利を与えている。
【海外の声2】審判の判定が日本に不利だという声も
#Paris2024
Spain v Japan – Men's Soccer Qtr Final.
Referee and Assistant(Linesperson) making significant errors that are penalizing Japan. Very poor standard. I recall that last Olympics suffered similarly.— Παύλος Χατζάκης (@pavlohatza) August 2, 2024
主審とアシスタント(ライン担当)が重大なミスを犯し、日本にペナルティーを与えている。非常にお粗末な水準だ。
【海外の声3】日本選手は負けていない。審判がおかしいという声
Japanese athlete did not lose, referee blatantly took other athletes side against the rules. Spain judo athlete almost killed Japanese athlete intentionally. Japan already contested the ruling. How about you report that part?
— Badarch Sodbayar (@bsod_sysadmin) July 27, 2024
日本選手は負けたのではなく、審判がルールに反してあからさまに他の選手の味方をした。スペインの柔道選手は日本選手を故意に殺しかけた。
審判がヨーロッパ(特にフランス)贔屓だという声が多い
日本の試合に対する、「誤審だ」という意見が多く見られるなか、「審判がヨーロッパ、特に開催国であるフランスに有利な判定をしている」という意見も多かったです。
The referees for the Paris 2024 have definitely been bought by France. This is definitely the worst Olympics ever, a festival of corruption and rigged.
French were screaming about rigged against Argentina in the World Cup. This is the worst double standard.#Paris2024— مشجع بينالدو (@penaldogpark) July 31, 2024
2024年パリの審判団は間違いなくフランスに買収されている。これは間違いなく史上最悪のオリンピックであり、汚職と不正の祭典だ。
Horrible showing by #Olympics referees today in Japan v France game. Clear favoritism towards the host nation!
— Maester Money 💰 (@GoTCommenter69) July 30, 2024
今日の #オリンピック 日本対フランス戦での審判のひどい態度。開催国への明らかな贔屓!
日本以外に対しても誤審はある?
パリオリンピックで、日本以外の国に対しても誤審はあるかどうかを調べてみました。
【海外の誤審1】ジョージア:フェンシングで判定逆転負け
パリオリンピックの海外の誤審は、ジョージア対エジプトのフェンシングでも発生しました。
両者接戦の中、15-14でジョージアのサンドロ・バザゼ選手が勝利し試合が終了したと思いきや、ビデオ判定の結果、エジプトのアメル選手の勝利を宣言したのです。
これに対して、ジョージアのバザゼ選手は審判に抗議しましたが、審判は無視して会場を後にしました。
これに対して、バザゼ選手は、
「私のキャリアは終わった。もう終わりだ。審判が自分を「殺した」」
引用:https://www.gbnews.com/sport/olympics/olympics-star-rages-referee-paris-controversy
と言い放ちました。
【海外の誤審2】アルゼンチン:サッカーで得点取り消しで逆転負け
パリオリンピックの海外の誤審は、アルゼンチン対モロッコの試合でも発生しました。
本試合は、1-1で終了していますが、試合終了から数時間後、VARの判定結果からアルゼンチンのゴールが取り消され、モロッコに負けるという結果となりました。
これに対し、アルゼンチン代表のハビエル・マスチェラーノ監督は、この扱いに不満を表明し、皮肉をこめて「サーカス」と表現しました。
なぜパリオリンピックは誤審が多いのか
では、パリオリンピックではなぜ誤審が多いのでしょうか?
【誤審が多い理由1】人種差別?
誤審が多い理由として、「人種差別」という声が挙がっていますが、一概にそうとも言えないようです。
一部の人は「人種差別」が原因といいますがそれは微妙に違うような気がします。
例えばバスケットボールの誤審ですが、あれは明らかな「ホームタウンディシジョン」で開催国に4ポイント取らせるために判定を頭の中で決めていた可能性が非常に高いように感じました。
引用:https://yukawanet.com/archives/gorin20240801.html
【誤審が多い理由2】「男女平等」をはき違えた結果
パリオリンピックの誤審が多い理由として、「男女平等」をはき違えた結果、男性と女性の数を同じにすることを重視するあまり、能力や経験が乏しい審判が出てしまっていることが挙げられます。
実際、「世紀の大誤審」をした男子バスケの審判は、女性レフェリーであるバーンズ審判によって起こっています。
バーンズ審判は、誤審を繰り返しており、視聴者でさえ分かるレベルの間違った判定をいくつも出してしまっています。
【誤審が多い理由3】フランスをはじめとしたヨーロッパ贔屓
パリオリンピックの誤審が多い理由として、フランスをはじめとしたヨーロッパ贔屓が挙げられます。
開催国であるフランスに有利な判定をしているケースが散見され、日本をはじめ海外からは批判の声が挙がっています。
オリンピックの開催国贔屓のゴミジャッジなんとかしろよ。
— 天可汗 (@j85535) July 31, 2024
Worst Olympics ever lol #France
— BLUEHUNDSJE$$ (@jessedamac5) August 3, 2024
史上最悪のオリンピック(笑)
あーおもんないおもんない
しょーもないわパリ五輪
もうオリンピックはレベルの低い大会やわ
ヨーロッパばかり贔屓してそれで勝って何が嬉しいねん😂
価値のない大会に成り下がったもんやわ— @ユウト (@yutora_24) August 2, 2024
まとめ
今回は、パリオリンピックにおいて、誤審が多いことについて、実際の誤審内容や海外の反応、なぜ誤審が起きているのかについてまとめました。
これまでのオリンピックでも開催国に有利な判定が起こったことはあるものの、ここまで世界的に炎上するほど誤審が多発しているオリンピックはないようにも思います。特に、誰が見ても明らかに誤審だ、という内容が多いのも気になります。
また、SNSの普及により、視聴者が誤審に関する投稿をすることが増えたことも、パリオリンピックが史上最悪だと言われる理由の1つでもあるかなと感じました。
それでも、理不尽な判定を受けて負けてしまった日本の選手たちが毅然とした態度で、相手を責めたりすることない様子は礼儀正しくもあり、日本人らしいと思います。ただ、明らかにおかしな判定を受けた選手はもっと抗議しても良いのではないか?とも思いました。
日本代表選手の活躍を今後も期待しています!