水原一平違法賭博 国土安全保障省(DHS)も捜査に マネロン疑惑?本当なら懲役40年の可能性も

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ドジャース・大谷翔平投手の通訳である水原一平氏が、違法賭博に関与していた疑いでドジャーズを解雇された問題について、アメリカの国土安全保障省も捜査に入ったことが明らかになりました。

これを受けて、

FBI だけでなく国土安全保障省まで出てくるとは、大掛かりな捜査になりそうだ

大変な事になってきました

などとネット上では騒ぎになっていますが、一体、国土安全保障省による捜査が入るのは何がヤバイのでしょうか?そもそも、「国土安全保障省」とはどういった機関なのでしょうか?




アメリカの国土安全保障省とは?

アメリカ合衆国国土安全保障省(略称:DHS)とは、アメリカの行政機関のひとつで、公共の安寧の保持を所掌事務(法令で定まっている業務)とする機関です。

国土安全保障省は、2001年9月11日に発生したアメリカ同時多発テロ事件を受けて、あらゆる脅威から国土の安全を守るために設置された、アメリカ合衆国連邦行政部の中で最も新しい省で、規模としては3番目に大きな省となっています(参考)。

FBIとの違いは?

FBIとは、「連邦捜査局(Federal Bureau of Investigation)」のことで、アメリカ合衆国の警察機関のひとつです。アメリカは複数の州が集まってできた国家であり、州ごとに警察が存在しますが、複数の州にまたがる事件が発生したときに捜査を担当するのがFBIの役割です。(日本でいう警察庁のような機関)

つまり、国土安全保障省は国の安全を守ること、FBIは犯罪を捜査すること、それぞれ目的が異なります。

国土安全保障省が捜査し始めたのは何がヤバイ?

では、国土安全保障省が捜査に乗り出したことはなにがヤバイのでしょうか?

違法賭博の胴元のバックに、国際的な犯罪組織が関わっている可能性

国土安全保障省は、先述の通り、国の安全を守ることが目的の機関です。

この機関が動き出したということは、単なる違法賭博事件ではなく複雑な要素が含まれている可能性があります。

水原氏の胴元は違法ブックメーカーのボーヤー氏と報じられているが…

水原氏が関与した違法賭博の胴元は、違法ブックメーカー(欧米における賭け屋のこと)のマシュー・ボーヤー氏と報じられています。ボーヤー氏は過去にカジノで禁止されている高額でかけるバカラを行い、大金を失って自己破産しています。その後、自分で違法賭博の胴元というビジネスを開始しました。

しかし、2023年10月に捜査令状が出たことからFBIがボーヤー氏を家宅捜索し、顧客名簿や入金記録を捜査したところ、水原氏が顧客であること・大谷の銀行口座から送金されていることが判明しました。

マネーロンダリングの可能性

マネーロンダリング(マネロン)とは、麻薬取引や犯罪によって得られた資金を、架空口座や他人名義口座などを利用して転々と移転することで資金の出所を分からなくする行為のことです。

このお金はさらなる組織犯罪のために運用され、またテロ活動の資金源にもなり得ます。

つまり、大谷選手のクリーンなお金が、水原氏によって違法賭博の胴元に流れ、それがさらなる組織犯罪に使われている可能性が浮上したということです。

マネロンに関わる罪なら最高40年の刑罰になる

仮に、水原氏が単なる違法賭博に関与したということで、大谷名義の口座を勝手に開設・送金していた場合、連邦法の「電信詐欺罪」にあたり、最高で懲役20年の刑罰となります。

これだけでも大変重い罪ではありますが、もし、水原氏がボウヤー氏の手下のような役割として大谷選手のお金を送金したと判断された場合、マネーロンダリングに関する罪に問われる可能性があります。

米国では、日本と異なり、複数の犯罪があった場合単純に刑期を加算する方式なので、最高で20年+20年=懲役40年となることも考えられます。

大谷選手に責任が及ぶ可能性は?

分かりやすく考えるなら、たとえオレオレ詐欺で送金してしまった被害者が罪に問われることはないように、大谷選手も何も知らなかったのであれば罪はないように思えます。

しかし、送金に対して大谷選手からの合意があったとすれば、大谷選手もマネーロンダリングに共謀したとみなされ、起訴される可能性もあります。

水原氏の「大谷が振り込んでくれた」発言撤回も気になるところ

水原氏は、最初にESPNの取材を受けたときには

借金の存在を大谷氏に告げたところ、大谷氏が450万ドルのお金を自分の口座から振り込んでくれた

と話していたのに、翌日には撤回しました。この時点では本当のことを打ち明けたが、このセオリーだと大谷選手が危険にさらされることが分かったため、慌てて前言撤回した、と思われてもおかしくありません。

米国では大谷選手にも疑いの目が向いている

「オオタニが刑務所に行け」「イッペイを裏切るのか」“窃盗トラブル”でアメリカ人の疑念を招いた大谷陣営の“深刻すぎるミス” こちらの記事によると、

水原の説明が変わったことや、ボウヤーが、水原の年収が30万~50万ドルにもかかわらず、信用枠を何ミリオンドルにも引き上げたことを考えると、それはありうる。オオタニが賭けをしていなかったとしたなら、ボウヤーは金は得られないと思うだろう

引用:https://bunshun.jp/articles/-/69790?page=2

とあります。また、胴元のボウヤー氏は、「オオタニはうちの顧客だ」というアピールもしていたことから、大谷選手が連帯保証人のような立場となっており、それによって信用額が引き上げられたとも考えられます。

まとめ

今回は、「水原一平違法賭博 国土安全保障省も捜査に FBIとは違うの?何がヤバイ?」というテーマで記事をまとめました。

水原一平氏の違法賭博が、単なる個人の問題ではなく、マネーロンダリング等組織犯罪に関わっている可能性が浮上しているために国土安全保障省が動き出したのでは?ということが分かりました。

どんどん事態が大事になってきていますね。真相が早く明らかになればと思います。




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