今回は、「横濱スパヒルズ 竜泉寺の湯」を徹底レポートしたいと思います。
最近は至る所にスーパー銭湯が増え、サウナ人気からサウナ施設も各地で見かけるようになりました。我々利用者にとってはありがたいことではありますが、選択肢が多いとどこが良いスパ銭なのか判断しにくい。Googleの口コミを見ても、いまいちピンとこなかったりしますよね。
そこで、竜泉寺の湯 横浜店に通いつくした筆者が、これから訪問しようとしている方向けに良い点・悪い点をくまなくレポートしていきたいと思います。なお、筆者は歴10年になるサウナーでもあるので、サウナーの方向けにも詳しく紹介できればと思っています。
アクセス
住所:神奈川県横浜市旭区白根8ー8
地図を見て分かるように、近くに駅がありません。その分、駐車場は1F・2Fに広々完備。
また、JR横浜線・地下鉄グリーンラインの「中山駅」・相鉄本線の「鶴ヶ峰駅」から無料のシャトルバスが出ています。1時間間隔で出ており、
- 竜泉寺の湯発:毎時00分
- 中山駅・鶴ヶ峰駅発:毎時20分
となっています。なお、私は中山駅発の無料シャトルバスを利用したことがありますが、少し場所が分かりにくいので解説しておきます。
シャトルバスの乗り方・乗り場について
中山駅発 竜泉寺の湯行きのシャトルバスの詳細については以下記事にて解説しています。
「本物」の炭酸泉に入れる数少ない銭湯
竜泉寺の湯は、国内で初めてスーパー銭湯に炭酸泉を取り入れたと浴場内の看板に書かれています。
最近では、多くのスーパー銭湯で炭酸泉を見かけるようになりましたが、竜泉寺の湯の炭酸泉はお湯1リットルに対して1,000ppm以上炭酸ガスが溶けている「高濃度炭酸泉」です。ふつうの炭酸泉は250ppmですから、その違いは歴然です。
また、屋外エリアにある「うたたね炭酸泉」「虹色炭酸泉」も高濃度炭酸泉となっており、こちらは横浜が初です。
木がほんのり香る広くて綺麗なサウナ
黄土サウナは、清潔感溢れる広々としたサウナとなっています。
実際は、公式ホームページの写真よりも全然暗くなっていて、個人的には落ち着けるので気に入っています。テレビは昔ついていましたが、コロナが流行って黙浴が推奨されてきたころいつの間にかなくなってました。今はフェイクの薪がゆらゆらと良い雰囲気を出してます。テレビの代わりなのか、今はヒーリングミュージックが流れています。
写真のとおり5段あるので、初心者の方は2段目あたりに座るのがおすすめです。混雑時は2-3段目が非常に混みます。上の方には常連と思しきサウナの猛者たちが座っていますが大体空きがあります。
初心者は半分から左側に座るのを推奨
黄土サウナでは、毎時00分と30分に「バズーガロウリュ」というオートロウリュが開催されます。前方左側・右側にロウリュ用のサウナストーンが積んであり、毎回交互にどちらかで行われます。
ロウリュが始まると、熱を循環させるためのヒーターが動き出します。ヒーターは女性用サウナでは右側から出るようになっています。天井についているヒーターと、一番奥の座席のところにヒーターらしき物があるので、右側の上のほうに座るとかなりしんどいです。
特に、この画像の炎の位置に座るとめちゃくちゃしんどいです。体中が真っ赤になります・・・
水風呂は温度別で2種類
水風呂は温度別に2種類あります。
ひとつは16度で広めの水風呂で、もうひとつが8-9度の超冷水風呂です。超冷水風呂に入ってから水風呂に入ると、なぜか温かく感じます。一桁台の水風呂は、サウナーの方にとってはうれしいのではないでしょうか。
女風呂には塩スチームサウナも
女湯には塩スチームサウナもあります。
少し前から、泥パックも導入されました。ポンプ式の容器に泥パックが入っており、自由に使うことができます。使用感としては、お肌がもっちりツルツルになる感じがしました。
天井からスチームが出ており、入口付近のほうが温度が高めです。
塩サウナは、ある程度汗が出るのを待ってから塩を肌に塗るようにし、ガシガシ塗り込むのではなく優しく塗るのがポイントです。
泡風呂を独占できる露天のつぼ湯
露天風呂にあるつぼ湯は、ただのつぼ湯ではありません。
シュワシュワとした微細な気泡が次から次へと放出され、気泡がはじけることでマイナスイオンが発生し癒しの効果があります。「泡(あぶく)の湯」は、露天風呂に別途あるのですが、独り占めできるつぼ湯は大人気です。大体埋まってます。
コツとしては、すぐ近くに椅子があるので座って様子を伺うか、向かいの天然温泉でゆったり待つか。
無数の泡のシュワシュワ感が癖になる、おすすめのお風呂です。
岩盤浴『forest villa』
岩盤浴『forest villa』は、上質で落ち着いた雰囲気の、広々とした岩盤浴エリアとなっています。
※岩盤浴エリアに入るには、専用のバンドが必要です。お風呂のみ利用の方は入れません。
ゲートをくぐると、岩盤浴というよりも上質な休憩スペースのような空間が広がっている印象を受けます。
ふかふかのソファや椅子が多く並んでおり、壁面にはズラッと漫画や雑誌・小説が置いてあります。
コワーキングスペース(電源付き)
コワーキングスペースは、最大12人座ることができ、各座席にコンセントがついています。無料のWi-Fiが使えますので、ここでPCやタブレット等で作業をしている人もけっこう見かけます。勉強や読書などをされている方などもいらっしゃいます。
テレビつきソファなどがある広いスペースからはやや隔離された場所にあるので静かです。
まるでカプセルホテルのようなシェルター
まるで、カプセルホテルのような半個室のシェルターがあります。
ご友人やカップルで利用されている方や、ガチ寝されている方などで休日は満員のことが多いです。ここで一日過ごせるくらい、落ち着く空間です。
6種の岩盤浴エリア
岩盤浴は、なんと6種類あります。
アロマソルトの間
床や壁にヒマラヤ山脈の天然ミネラルの岩塩を使用しているそうです。岩塩は天然のミネラルを含み、マイナスイオンの発生や、夕焼けや朝日のような柔らかな光と似た波長による癒しの効果があります。また、天然の岩塩が温まることにより遠赤外線が放出され温浴効果が期待でき、免疫アップや疲労回復が期待できます。
日々の疲れを癒したい方、忙しい日々を送っている方などにおすすめです。温度も暑すぎず苦しくないので、岩盤浴初心者の方にもおすすめできます。
アロマザルツの間
岩盤浴といったらこれを浮かべる方も多いのではないでしょうか。多くのスーパー銭湯にもある、スタンダードな岩盤浴施設です。
「アロマの香り」と書かれていますが、そこまでしっかり香るかんじではなく、個人的にはほんのりと感じられる程度です。一番低温なので、じっくりと入りたい方に向いています。
薬宝黄土房
石の種類が数種類存在する施設です。温めるとマイナスイオンを放出するといわれる黄土を利用した施設となっています。冷え性の方や、身体の芯からしっかりと温めて免疫力UPを図りたい方におすすめです。
美宝石房(女性専用)
女性専用ではありますが、私が一番好きなのはこのエリアです。
壁面にグリーンオニキス、床には紫水晶とも呼ばれる『アメジスト』と紅水晶『ローズクウォーツ』、5種類の『瑪瑙(メノウ)』をあしらった豪華で贅沢なお部屋です。
引用:癒やしの空間「forest villa」
アメジストには、精神を安定させ、イライラを抑えてくれる効果が、ローズクォーツには自己嫌悪やネガティブな感情を消し去る効果が、メノウには健康や長寿、子宝をもたらす効果があると言われています。壁面のグリーンオニキスはリフレッシュ効果もあるようなので、この空間で汗を流すことで、心も身体もデトックスできるような気がします。
ブラックゲルマ房
ブラックゲルマはマイナスイオンの発生量が多く、血行を促進してくれることから関節や筋肉をほぐしたり、肩こり、腰痛、不眠、神経痛などに良いとされています。
筋トレをされている方、肩こりや腰痛が気になる方におすすめです。
汗蒸幕(韓国)
汗蒸幕は、一番熱い岩盤浴施設です。大きな木の板に寄り掛かるようにして座って利用します。岩盤浴というよりは本格的なサウナです。めちゃくちゃ熱いです。何度も言いますが、マジで熱いです。高温が苦手な方はご注意。
コツとしては、岩盤浴用の大きなタオルで身体をすっぽりと隠すようにすると熱風を凌ぐことができます。
冷風ルーム
クールダウン用のお部屋です。広々としており、混雑時も比較的スムーズに利用できます。ただ、横浜店では「故障中」で閉鎖されていることが多いように感じます。
屋外にもクールダウンエリアが
なんと、竜泉寺の湯 横浜店には岩盤浴のクールダウンエリアが屋外にも用意されています。
岩盤浴に屋外スペースがあるところって少ないですよね。一番熱い「汗蒸幕」から冬の屋外に解き放たれた瞬間の心地よさは半端ないです。暖かい季節は屋外でゆったり読書などもいいですね。
なお、向かいに大規模マンションがあるので外の景色は良くないです。でも夜になるとお洒落にライトアップされて、まるで高級リゾートホテルに来たかのようなラグジュアリーな空間になります。
注意点
横濱スパヒルズ 竜泉寺の湯では、館内への飲食物の持ち込みが禁止されています。水筒・ペットボトルどちらも完全に禁止です。
ただし、冷水器が用意されているのと、館内の自販機で飲料を購入することが可能です。
参考:よくある質問
お得に入浴する方法
【その1】岩盤浴も入るならクーポンが断然お得 ※平日限定
平日限定ではありますが、
通常平日入館料880円+岩盤浴750円+レンタルタオルセット400円で2,030円が、1,730円と300円引きになるクーポンです。
【その2】朝風呂割を使う
入浴料金は、
- 平日:880円のところ、朝風呂は780円
- 休日:980円のところ、朝風呂は880円
と、朝6:00〜9:00までに入場すれば100円引きになります。一度入ってしまえば、9時以降も利用可能です。
一日中楽しめる、満足度高いスパ銭。ぜひ利用してみては?
今回は、「横濱スパヒルズ 竜泉寺の湯」について紹介しました。
私は温泉・銭湯・スーパー銭湯が好きで、主に都内近郊の施設を訪問していますが、「横濱スパヒルズ 竜泉寺の湯」は何度もリピートしている銭湯のひとつです。料金の安さ、施設の雰囲気、充実度、どれをとっても最高レベルの施設です。
お風呂や岩盤浴メインでなく、コワーキング、漫画喫茶のように利用されるのもアリかと思います。ぜひ、「横濱スパヒルズ 竜泉寺の湯」に足を運んでみてはいかがでしょうか。