今回は、伊勢神宮の最強とも言われる「開運鈴守」について詳しく解説します。
「開運鈴守」とは?
「開運鈴守」とは、伊勢神宮でいただくことのできるお守りの種類のひとつで、鈴の付いた可愛らしい見た目をしたお守りです。
外宮・内宮それぞれに開運鈴守はあり、それぞれ形が異なり、もちろんその効果も違います。
※写真上側が内宮、下側が外宮の開運鈴守
開運鈴守(外宮)
外宮のお守りは、勾玉の形をしています。色は白・オレンジ(正式には「赤」)、紫、ピンク(桃)の4種類です。
開運鈴守(外宮)の効果
外宮は豊受大御神のご神徳を頂いています。
豊受大御神は、内宮の天照大御神のお食事を司る「御饌都(みけつ)神」です。そのため、衣食住、産業の守り神として崇敬されています。開運鈴守(外宮)のご利益としては、
- 厄除け
- 産業・農業の守護、産業振興
- 開運招福
があります。
天照大御神のお食事を司るということで、身の回りの衣食住をはじめとする生活全般のご加護や、「産業・農業の守護」「産業振興」などの仕事運を上げる後押しを得ることができるのが特徴です。
開運鈴守(内宮)
内宮のお守りは、巾着の形をしています。(筆者はつぼ型だと思い込んでいましたが、コロンと可愛らしい巾着型なんですね。)
色は、外宮と同じく4種類です。
開運鈴守(内宮)の効果
内宮は、天照大御神(あまてらすおおみかみ)のご神徳を頂いています。日本書紀では「天照大神」と書かれる日本の神様です。
太陽や慈愛・真実などを象徴する、最も尊い神様とされており、天皇さまの祖先とされています。開運鈴守(内宮)のご利益としては、
- 国家・家庭の安泰
- 健康・長寿
- 出世
- 子孫繁栄
- 厄除け・魔除け
- 縁結び
などです。天照大御神は日本で最も重要な神様とされ、あらゆる願いを聞き届ける「所願成就(願いが叶う)」の神様と言われています。
見た目も可愛らしく、女子旅の記念にもおすすめ
「開運鈴守」は、強いパワーを持っていることはもちろん、コロンとした見た目がとても可愛らしいです。お守りは、できるだけ身に付けておいたほうが良いと言われていますので、常に身に付けるのにこの可愛らしく上品なお守りは特に女性の方におすすめです。
色のバリエーションもあるので、色んな組み合わせで選べるのも嬉しいポイント。
- 白×桃
白と桃色の組み合わせです。女性らしく、品のある印象です。
- 橙×橙
同じ色の組み合わせです。同じ色だと統一感があり、はっきりとした明るいオレンジ色が見ているだけでパワーをもらえそうな印象です。
外宮・内宮の組み合わせで相乗効果をもたらす
「開運鈴守」は、外宮・内宮両方のお守りを持つことで最強のパワーをもたらすといわれています。どちらかのお守りを持つだけでもご利益を得ることができますが、最大限に効果を得たいのであればセットでお受けするのがベストです。
伊勢神宮の公式Q&Aにも以下のように記載があります。
内宮は天照大御神、外宮は豊受大御神のご神徳を頂いていることが違います。天照大御神が本来のお力を発揮されるためには、 御饌都神である豊受大御神のお力が必要です。お守りも是非内宮と外宮を合わせてお持ちください。
引用:https://www.isejingu.or.jp/first/question.html
複数のお守りを持つと神様同士がケンカするって聞いたけど…?
「複数のお守りを持つと、神様同士が喧嘩してしまう」という噂もありますが、それは間違いです。複数の神社のお守りであっても、複数合わせて持っていても問題ありません。
伊勢神宮の公式Q&Aにも以下のように記載があります。
複数の神社のお守りを持つと神さまはケンカしますか?
「お守りをたくさん持つと大切にしない」という戒めに、尾ひれが付いて「神さまがケンカする」という俗説が生まれたと思われます。複数のお守りを持つことはそれぞれの神さまからご加護いただく意味があり、神さまがケンカをすることは決してありませんのでご安心ください。
引用:https://www.isejingu.or.jp/first/question.html
外宮・内宮の回る順番はどっちから?
外宮・内宮のお守りを受ける際には、外宮からお参りするようにしましょう。
伊勢神宮の祭典では、はじめに外宮で祭儀が行われることから、祭典の順序にならって外宮から先にお参りするならわしがあるためです。
参考:外宮のモデルコース
伊勢神宮のお守りは一生もの?
一般的に、神社でお受けしたお守りは一年おきに新しいものと交換するのが良いとされていますが、伊勢神宮のお守りの効力には期限がありません。
これは、天照大御神が日本国民の総氏神であり、全ての人間が天照大御神の子どもとされ、常にご加護を受け続ける存在であるということに起因しています。
内宮の授与所は混雑しがち!空いている場所・時間帯はこれだ!
初詣をはじめ、休日・祝日は伊勢神宮は大変混みあいます。そうなると、お土産をいただく際に行列で長く待つことになることも・・・。
そこで、60万人もの参拝者が訪れると言われている初詣の期間に毎年参拝している筆者が、お守りをお受けするのに比較的空いている授与所&狙い目の時間帯をお教えします。
比較的空いている!穴場な授与所
参拝者のなかには、内宮だけ訪問する人がけっこう多いです。そのため、外宮に関してはピークタイムでも授与所の列はそこまで長くなりません。なので、どの授与所でお受けしても並ぶ時間に差はないと思います。
いっぽう、内宮は一日中大変混雑しています。特に、お参りする順路的に、「内宮神楽殿」はお守りをお受けする長蛇の列が途絶えません。
個人的に穴場なのは、正面入り口付近にある「参集殿」です。多くの人が内宮神楽殿のほうでお守りをお受けするため、こちらは圧倒的に空いています。
下の写真の、丸で囲んだエリアが授与所となっています。筆者は2024年1月1日の昼過ぎにお参りしましたが、5分も並ばずにお受けすることができました。
空いている時間帯
次に、混雑の少ない時間帯ですが、初詣の期間は基本的にずっと混んではいるものの、参拝時間終了の2時間前くらいから一気に人が少なくなります。
- 1月・2月・3月・4月・9月:午前5時~午後6時
- 5月・6月・7月・8月:午前5時~午後7時
- 10月・11月・12月:午前5時~午後5時
となっていますので、例えば初詣でお参りする場合は16時くらいに到着するようにすると比較的スムーズに参拝することができます。神宮の近くの駐車場にも空きが出てくるので、駐車も楽になります。
欠点としては、お土産屋さんが並ぶ「おかげ横丁」の店舗が閉まっていたり、お土産が品切れになっていることが多いことと、冬のシーズンは日が落ちてかなり冷え込むことです。
紙袋が欲しい場合は言わないと頂けない
伊勢神宮のお守りは、白い封筒のような小さな袋に入れて渡されます。もし、お土産用や、持ち歩きのために手提げの紙袋が欲しい場合は、その旨を言わないと頂くことはできません。
※紙袋は無料です(2023年1月現在)。
鈴が取れると効果が半減!?おすすめの持ち方
「開運鈴守」は、名前にもある通り小さな鈴のついたお守りです。この鈴が取れてしまうと効果が半減するとも言われているため、バッグやリュックにつける際には衝撃を受けないよう注意が必要です。
最近ではダイソーやキャンドゥなどの100均にヲタ活グッズとして、「アクスタケース」「クリアポーチ」などが売っていますので、これらに入れてからバッグにつけたり、バッグに入れて持ち歩くなどすると鈴が取れてしまうのを防げるうえ、汚れ防止になります。
キャンドゥ「カラビナ付き アクスタケース」に入れてみた
キャンドゥで買った、「カラビナ付 アクスタケース」というものに入れてみると、
ちょっとみちみちになってしまいましたが、ギリギリ2つセットで入りました。
もう一回り大きいサイズのほうが良いかなと思います。
2023/3/11追記:上記のアクスタケースに入れてショルダーバッグにつけていますが、ちゃんと鈴の音もなりますし今のところいいかんじです!
2024/9追記:待望の第一子を授かりました
伊勢神宮には、内宮に「子安神社」という神社があり、子授かりや安産などにご利益があるとされています。そこで、家族の健康と、できれば子供を授かりたい、とお祈りしました。
また、伊勢神宮に行ってからは、本記事で取り上げた「開運鈴守」を外宮・内宮ペアで肌身離さず持ち歩いていました。
それから約2ヶ月後、第一子を授かることができました!
▼安産祈願は東京・水天宮にて行いました。詳細は以下!
まとめ
今回は、伊勢神宮の最強とも言われる「開運鈴守」について詳しく解説しました。
見た目もとても可愛らしく、特徴的な形をした唯一無二のお守りです。自分用としても、ご家族やご友人へのお土産としてもおすすめです。