【内容全文】いなば食品のプレスリリースがヤバい 不適切表現7選まとめ【怪文書】

ニュース
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%84%E3%81%AA%E3%81%B0%E9%A3%9F%E5%93%81

「CIAOちゅ~る」や「いなばライトツナ」などで有名な、食品メーカー大手のいなば食品が現在、大炎上しています。

4月11日発売の「週刊文春」で、女帝の“ボロ家ハラスメント”と報じられたことがきっかけで、今春入社した一般職の女性のうち9割が入社を辞退したといいます。

そんないなば食品は、この報道を受けて2024年4月12日に「由比のボロ家騒動について」というタイトルでお知らせを掲載しましたが、この内容がヤバすぎると話題を呼んでいます。




4/13現在も、いなば食品のサイトはアクセス集中で閲覧が難しい

2024年4月13日現在も、いなば食品のサイトはアクセスが集中しており閲覧が難しい状況となっています。

筆者も、何度もいなば食品のページにアクセスしようとしましたが、全く開けませんでした。

【いなば食品】プレスリリースの内容 全文

引用:https://gourmetpress.net/1196586/

この度は、由比のボロ家報道につき皆さま方に多大なるご不快をおかけいたし、心よりお詫び申し上げます。ご指摘の点につき、誠意をもって改修に全力を挙げております。誠に申し訳ございませんでした。

 由比のボロ家・雨漏り住宅とご指摘をされたシェアハウス1件に関してですが、同地由比のシェアハウス対象物件は計6棟でございます。既に3棟に5名の一般職(転勤のない事務職・工場勤務職)入居者がおり毎日勤務しております。

 今回の対象は唯一の新規の1棟でした。弊社はこの物件を含め、全てのシェアハウスに関して3月20日~26日にかけ、全家屋の点検・クリーニングを実施、完了しておりました。新卒で、勤務場所に原則異動のない新卒「一般職」社員の各位も新たに上記物件に入居し勤務を開始しております。

  現在 今期、新規「一般職」の新入社社員は合計で43名、辞令で国内外へ異動する「総合職」の新卒社員は55名、合計の2024年新卒入社済の社員数は「計98名」となりました。

 今後、シェアハウス入居者に対しては、皆さまのご負担にならないよう、実質家賃の請求を0円にて運営を実施することとさせていただきました。
 実は、1月10日に死亡2月1日に社葬となった、新卒受け入れに全幅の信頼をおいていた副社長を失って以来、業務引継ぎ体制を整えるのに時間を要し、会社は3月15日付で新総務担当を急遽任命したものの改修業務に残った期限に余裕がなく、修正が極めて遅れました。本当に申し訳ございませんでした。その結果、今回職場異動のない新卒一般職の16名の方々がご入社辞退となり、心より深くお詫びいたします。
 大変申し訳ありませんが、写真のコンクリート剥き出しの場所は洗濯機置き場で現在は既に洗濯機が置いてあり現状の映像は異なっています。周辺の改修もあと2日で終了いたします。

 今回、工場配属の一般職ご入居の皆さまに対し、十分なご説明を申し上げることができませんでした点を深くお詫びいたします。雨漏りは改修手続きを既に開始しております。また畳の交換も14日の日曜日には完了の予定でございます。
 弊社のシェアハウスの現状は既にHPに映像を掲載しておりますが、全件健全で居住場所としては適切な物件を内検の上、選択しておりますのでご安心ください。このたびは改修作業が大変に遅れ、皆さまに非常にご不快をおかけしています。来週火曜日16日早期までにほぼ改修を完了する予定でございます。

引用:https://gourmetpress.net/1196586/

【いなば食品】プレスリリースのヤバいポイント

このプレスリリースが、世間で「ヤバい」「酷すぎる」と話題になっている理由をピックアップしていきたいと思います。

ヤバいポイント1:タイトルに「ボロ家報道」と自分で書いてしまっている点

いなば食品のプレスリリースがヤバいと言われる理由の1つ目は、プレスリリースのタイトルが「由比のボロ家報道について」となっている点です。

企業のプレスリリースのタイトルとして、「ボロ家」というのは不適切なことは一目瞭然でしょう。「ボロ家」と自ら言ってしまっていることで、ボロ家だったこと自体は認めているようにも解釈できます。

ヤバいポイント2:「実は」と過去の話題を出していること

いなば食品のプレスリリースがヤバいと言われる理由の2つ目は、途中でいきなり「実は」と始まり過去の話題を今になって出している点です。

「実は、(中略)新卒受け入れに全幅の信頼をおいていた副社長を失って以来、業務引継ぎ体制を整えるのに時間を要し・・・」

と、社内の体制が変わったことで、「ボロ家」の改修が間に合わなくなったと記載があります。

しかし、副社長が亡くなったのが1月10日だったようなので、その時点で引き継ぎをしなければならないこと、改修が遅れる可能性があることは明らかになっていたはずです。それを、今になって言い訳のように「実は」と話に出すのはおかしいですし、そもそも企業のプレスリリースで「実は」という言い回しも不適切です。

ヤバいポイント3:社宅が綺麗だと主張しているが実際はボロ家なこと

いなば食品のプレスリリースがヤバいと言われる理由の3つ目は、社宅について

全件健全で居住場所としては適切な物件を内検の上、選択しておりますのでご安心ください。

と記載していますが、実際に内定辞退者の方がXにてポストした社宅は、「ボロ家」そのものであり、事実と異なった発言をしているということです。

ヤバいポイント4:給与詐欺に関しては一切触れていないこと

いなば食品のプレスリリースがヤバいと言われる理由の4つ目は、給与詐欺に関しては一切触れていないことです。

週刊文春では、いなば食品の募集要項に記載されていた額よりも、実際の給料が3万円低かったと報じられています。

募集要項には22万6000円と載っていたのが、実際には19万6450円。

2023年11月に開かれた、内定者懇親会で内定者が労働条件を聞くと、「わからない」と回答され、「給与に関しては改定する」という発言があったそうです。しかし、結局労働条件通知書の交付もないまま、内定者研修が始まったといいます。

ヤバいポイント5:副社長の死去が「死亡」と書かれている

いなば食品のプレスリリースがヤバいと言われる理由の5つ目は、副社長の死去に関して「死亡」と書かれている点です。

実は、1月10日に死亡2月1日に社葬となった、・・・

会社の正式な文書であれば、「死去」「永眠」などと書くのが適当なのではないでしょうか。

ヤバいポイント6:新卒担当の副社長が1月に亡くなり、新担当は3月に就任

いなば食品のプレスリリースがヤバいと言われる理由の6つ目は、いなば食品の新卒受け入れ担当であった副社長が1月10日に亡くなったのに、3月まで後任が決まらなかったことです。

会社は3月15日付で新総務担当を急遽任命したものの

とあり、全く「急遽」でもなく、責任者不在のまま、新入社員は放置されていたことになります。

ヤバいポイント7:言葉遣いが全体的に不適切

いなば食品のプレスリリースがヤバいと言われる理由の7つ目は、文章が全体的に不適切な言葉遣いであるという点です。

この度は、由比のボロ家報道につき皆さま方に多大なるご不快をおかけいたし、心よりお詫び申し上げます。

大変申し訳ありませんが、写真のコンクリート剥き出しの場所は洗濯機置き場で現在は既に洗濯機が置いてあり現状の映像は異なっています。

皆さまに非常にご不快をおかけしています。

「ご不快をおかけする」という不自然な日本語、「大変申し訳ありませんが、」という意味不明な前置きなど、文章内の言葉遣いが全体的に不適切で、読んでいて頭が混乱してくるような怪文書となっています。

世間の声

まとめ

今回は、「いなば食品のプレスリリースがヤバい 不適切表現7選まとめ」という内容で記事をまとめました。

大企業のプレスリリースとは思えない、不適切な表現や言葉遣いの多く、分かりづらい文章となっていることが分かりました。

「女帝」と呼ばれる、社長夫人の稲葉優子さんが直々に書いたのか、はたまた部下に命令して書かせたのかは分かりませんが、これでは誰一人納得するような内容になっていません。

新入社員向けの社宅の問題と、募集要項と給与額が異なっている問題、どちらも納得のいく内容できちんと説明してほしいものです。




タイトルとURLをコピーしました