小泉進次郎が「年金支給は80歳から」発言で炎上!”死ぬまで働けプランかよ!”と批判殺到【萩本欽一がモデル】

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9月6日、小泉進次郎氏が都内で記者会見し、自民党総裁選への出馬を正式表明しました。

引用:https://www.tokyo-np.co.jp/article/352598

以前、NHKが実施した世論調査だと、石破茂氏がトップだったのが、時事通信が6~9日に実施した世論調査では小泉進次郎氏が25.5%でトップとなりました。

しかし、小泉進次郎氏が以前発言した

「(年金の受給開始年齢は)80歳でもいいのでは」

という発言がここにきて波紋を呼んでいます。そこで、本記事では

この記事を読んで分かること
  • 小泉進次郎の「年金支給は80歳から」発言とは!?
  • 小泉進次郎の「年金支給は80歳から」発言に対する世間の声
  • なぜ炎上・批判が殺到しているのか!?
  • 標準モデルに掲げる「萩本欽一」に疑問視

上記についてまとめたいと思います。




小泉進次郎の「年金支給は80歳から」発言とは!?

2024年9月12日、X(旧Twitter)では「年金80歳」というワードがトレンドとなりました。

この「年金80歳」というのは、小泉進次郎氏がかねてから講演の場などで発言してきた内容です。

進次郎氏は「65歳以上は『高齢者』なんてナンセンス」と年齢前提の社会保障制度の見直しや、現在16~64歳の「現役世代」の定義を「18~74歳」に変更などと講演やインタビューで繰り返す。年金の受給開始年齢は「80歳でもいいのでは」と語ったこともある。

引用:小泉進次郎氏「死ぬまで働け」戦慄の年金プラン “標準モデル”は萩本欽一…なんでそうなるの?

小泉進次郎の「年金支給は80歳から」発言に対する世間の声

小泉進次郎氏の「年金支給は80歳から」という発言に対しては、SNS等で多くの批判の声が挙がっています。

なぜ炎上・批判が殺到しているのか!?

では、より具体的に、なぜ批判が殺到しているのかをまとめたいと思います。

【批判理由1】日本人の健康寿命は男女とも70代であること

小泉進次郎氏の「年金支給は80歳から」が炎上している理由の1つ目に、日本人の健康寿命が男女とも70代であることが挙げられます。

以下は、厚生労働省が発表した、令和元年時の健康寿命の推移です。

引用:https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000872952.pdf
  • 【男性】平均寿命:81.41歳、健康寿命:72.68歳
  • 【女性】平均寿命:87.45歳、健康寿命:75.38歳

「健康寿命」というのは、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間と定義されています。逆を返すと、残りの約10年間は何かしらの不調や病気などを抱えた不健康な期間であると言えます。

男性に至っては、平均寿命が81歳ですので、まさに「死ぬまで働け」状態となってしまうということです。

【批判理由2】崩壊した制度が成立していると見せかける策略なのでは?

小泉進次郎氏の「年金支給は80歳から」が炎上している理由の2つ目に、そもそも日本の年金制度が破綻しているという現実に対し、支給年齢を上げることで制度が成立していると見せかけるための策略とも考えられるという点です。

引用:https://www.mhlw.go.jp/nenkinkenshou/manga/05.html

年金制度は、昭和34年4月に国民年金法が成立し、36年4月から保険料の納付が始まりました。

年金の支給は、賦課(ふか)方式を採用しており、働く世代が納めた保険料がそのまま今の高齢者の年金に使われています。

年金制度は増加する人口・成長する経済を背景に形成されたものです。しかし、現在の日本は少子高齢化が進んでいます。これを受けて、2004年の年金制度の大改正後は保険料に上限を設け、年金はその範囲内で出すようになりました。

これにより、30年後には2割程度、年金の水準が下がるだろうと言われています。

このような厳しい状況に対して、年金支給開始年齢を上げることで、延命措置を繰り返すことで、見かけ上は年金制度が成立しているように見せかけることができます。

【批判理由3】高齢者の厳しい経済状況を鑑みていない

小泉進次郎氏の「年金支給は80歳から」が炎上している理由の3つ目に、年金を負担している現役世代だけでなく、受給する高齢者側の厳しい経済状況を鑑みていないことが挙げられます。

2021年の高齢者の就業率は、65~69歳で50.3%、70歳以上は18.1%となっています。

現役世代の負担が増えることで、若者の貧困、それに伴う少子化が懸念されているいっぽう、全世代で最も貧困率が高いのは高齢者層です。

もちろん、裕福な老後を過ごす人もいますが、なかには生活保護が必要になる高齢者も増えることでしょう。

標準モデルに掲げる「萩本欽一」に疑問視

小泉進次郎氏は、人生100年時代の標準モデルとして、萩本欽一さんの名前を挙げています。

いつも標準モデルに掲げるのはタレントの萩本欽一(83)だ。

18年3月には地元・横須賀市の「0歳児からの国政報告会」にサプライズゲストとして招き、70代で大学に通った欽ちゃんを「人生100年時代をすでに体現している」と持ち上げた。

引用:小泉進次郎氏「死ぬまで働け」戦慄の年金プラン “標準モデル”は萩本欽一…なんでそうなるの?
引用:http://asaikikaku.co.jp/talent/profile/hagimotokinichi

確かに、「欽ちゃん」こと萩本欽一さんは現在83歳にして舞台に立ったり、YouTubeを始めるなど精力的に活動しています。

身近な人物が元気だからこそ、庶民の現状が見えていないのでは?

また、父親である小泉純一郎氏は現在82歳ですが、進次郎を後継に指名し政界引退後もシンクタンク「国際公共政策研究センター」を設立、現在は公益財団法人日本尊厳死協会の顧問を務めています。

進次郎氏は、このような健康的・精力的に活躍する人物、そして金銭的にも余裕のある人物を基準に物事を考えており、現実世界における庶民の現状が見えていないのではないかと思ってしまいます・・・・。

中には「年金支給は80歳から」に肯定的な意見も

多くの国民が、「年金支給は80歳から」に否定的な意見を挙げるなか、なかには進次郎氏の考えに肯定的な声も見られます。

ただ、「賛成」といっても、保険料を納めている現役世代が、保険料の額が下がるならそのほうがマシだという考えによるものが多いようです。

その代わりに、加入を任意にしてくれという声も挙がっています。

世論調査では石破氏を抜き進次郎がトップに

時事通信が6~9日に実施した世論調査で、自民党の次期総裁に誰がふさわしいか尋ねたところ、小泉進次郎氏が25.5%でトップとなりました。

前回(8月2~5日)は、石破氏が18.7%でトップ、2位が小泉氏(12.5%)でした。

小泉進次郎氏は、小泉純一郎元元首相の息子でもあり、爽やかでイケメンなルックス、知名度の高さ、人柄の良さなどが評価されているようです。

しかし、上記のような表面的な理由だけで小泉進次郎氏を総理大臣にすることに対して、懸念の声も挙がっています。

まとめ

今回は、小泉進次郎氏の「年金支給は80歳から」発言についての概要や、炎上理由についてまとめました。

個人的には、主婦目線としてはレジ袋を廃止しやがって・・・!という思いが真っ先に浮かびますが、年金支給は80歳から、というのも非現実的な内容だと思いました。

また、岸田政権を踏襲したいと発言しており「増税メガネ」ならぬ「増税王子」とも言われているようで、なぜ進次郎氏がここにきて石破氏を抜いて世論調査トップになっているのか疑問です。

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